そのニッチは本当に良いマーケットですか?
偶然見つけたニッチ市場が、
本当に最高のマーケットだと思いますか?
ネットの世界では、
広告の出ていないマーケットは、
ニッチではなく、顧客が極端に少ないなど、
先人が撤退した市場だと言われます。
確かに、インターネットが発達する前の、
情報が少ない時代ならば、
あちこちに、ニッチが存在したのでは?
いや、それ以上のブルーオーシャンが、
数多く存在したのかもしれません。
パソコンが存在しない時代にパソコンが開発された。
電話が無い時代に電話が発明された。
それらを普及させるのは、
ブルーオーシャン(未開拓の市場)です。
iPhoneが発売されて、
付属のアプリは、初めから充実していました。
でも、その弱点を補うように、
ユーザーの使い勝手が良いアプリが、
数多く開発されました。
そのアプリはニッチマーケット(隙間市場)に、
入り込んでいったのです。
これは、大手が開発しないような隙間を狙った、
ニッチ戦略です。
見方を変えれば、ニッチも色々あるのですが、
大きなマーケットの間の、
隙間の市場ということになると思います。
学者の先生が言っている定義とは、
違っていても、そこは英語の解釈の仕方と、
大目にみて下さい。
超高級ブランドと高級ブランドがあれば、
その間の価格帯を指します。
または、高級ブランドと一般の価格帯の間です。
トヨタのレクサスは当初、
ベンツのSクラスの価格帯の下の、
ニッチなクラスを狙っていました。
今は、徐々に価格帯も上がりました、
でも、戦略は、あまり成功していないという評価が、
多く出ています!
とにかくアメリカでの高級車のブランドが、
欲しかったので、
高級車の価格帯の、隙間を狙ったのです。
でも、重要なのは、
絞り込んでいったニッチは、
その絞り込んでいった先に、
多くの顧客がいなければならない!
ということです。
安い価格帯のニッチを探しても、
顧客が多くいても、
ものすごい量を、販売しなければなりません。
それならばと、
高価格帯のニッチを探しても、
数は出ないけれど、お客様も少ない!
それでは困ります。
高価格帯でも、調べてみると、
多くの顧客候補が存在する。
そのようなニッチでなければ、
すぐに行き詰まってしまいます。
日本では売れたけど、
中国や欧米では文化の違いから売れない。
そのようなニッチでは、
本当の意味で、
狙うべきニッチではないのです。
先日上場したLINEも、
欧米の市場は取れそうもありません。
今後は、別の市場を狙うのでしょう。
日本の市場内であれば、
日本人が少子高齢化であれば、
日本に住む外国人向けのサービスを、
考えてみてはいかがですか?
もしくは、外国人旅行者向けのサービスは?
ライバルがやっていなければ、
やってみる価値があるのでは?
その他にも、
このようなニッチはいかがですか?
*猫しか飼えないマンション
*音楽家専門の完全防音で、
音響まで対策してあるマンション
*フランス語圏の人専用のマンション
そのような人たちを集めたのであれば、
住民トラブルも少ないはずです。
*国際結婚されている方の、相続専門の行政書士
*アメリカの外資系企業専門の会計士
このように考えてみた場合でも、
住宅関係でも、士業の方でも、
関係しているお客様は、生活があり、
家族もあります。
お子さんは学校に行く。
家族のための買い物をする。
それだけ、色々なマーケットがその奥にあるのです。
あまりに絞り込んで、
その先がないようなニッチマーケットよりも、
絞り込んだ先に、多くのマーケットが広がるような、
魅力的なニッチマーケットを、
探してみて下さい。
もちろん、ライバルがすぐに真似できないような、
対策も必要です!
集客実践会 横田浩一が、お伝えいたしました。