そのニッチは本当に良いマーケットですか?

2016/08/28

偶然見つけたニッチ市場が、

本当に最高のマーケットだと思いますか?

ネットの世界では、

広告の出ていないマーケットは、

ニッチではなく、顧客が極端に少ないなど、

先人が撤退した市場だと言われます。

確かに、インターネットが発達する前の、

情報が少ない時代ならば、

あちこちに、ニッチが存在したのでは?

いや、それ以上のブルーオーシャンが、

数多く存在したのかもしれません。

パソコンが存在しない時代にパソコンが開発された。

電話が無い時代に電話が発明された。

それらを普及させるのは、

ブルーオーシャン(未開拓の市場)です。

iPhoneが発売されて、

付属のアプリは、初めから充実していました。
 

でも、その弱点を補うように、

ユーザーの使い勝手が良いアプリが、

数多く開発されました。

そのアプリはニッチマーケット(隙間市場)に、

入り込んでいったのです。

これは、大手が開発しないような隙間を狙った、

ニッチ戦略です。

見方を変えれば、ニッチも色々あるのですが、

大きなマーケットの間の、

隙間の市場ということになると思います。

学者の先生が言っている定義とは、

違っていても、そこは英語の解釈の仕方と、

大目にみて下さい。

超高級ブランドと高級ブランドがあれば、

その間の価格帯を指します。

または、高級ブランドと一般の価格帯の間です。

トヨタのレクサスは当初、

ベンツのSクラスの価格帯の下の、

ニッチなクラスを狙っていました。

今は、徐々に価格帯も上がりました、

でも、戦略は、あまり成功していないという評価が、

多く出ています!

とにかくアメリカでの高級車のブランドが、

欲しかったので、

高級車の価格帯の、隙間を狙ったのです。

でも、重要なのは、

絞り込んでいったニッチは、

その絞り込んでいった先に、

多くの顧客がいなければならない!

ということです。

安い価格帯のニッチを探しても、

顧客が多くいても、

ものすごい量を、販売しなければなりません。

それならばと、

高価格帯のニッチを探しても、

数は出ないけれど、お客様も少ない!

それでは困ります。

高価格帯でも、調べてみると、

多くの顧客候補が存在する。

そのようなニッチでなければ、

すぐに行き詰まってしまいます。

日本では売れたけど、

中国や欧米では文化の違いから売れない。

そのようなニッチでは、

本当の意味で、

狙うべきニッチではないのです。

先日上場したLINEも、

欧米の市場は取れそうもありません。

 
今後は、別の市場を狙うのでしょう。

日本の市場内であれば、

日本人が少子高齢化であれば、

日本に住む外国人向けのサービスを、

考えてみてはいかがですか?

もしくは、外国人旅行者向けのサービスは?

ライバルがやっていなければ、

やってみる価値があるのでは?



その他にも、
このようなニッチはいかがですか?
 

*猫しか飼えないマンション

*音楽家専門の完全防音で、

 音響まで対策してあるマンション

*フランス語圏の人専用のマンション

そのような人たちを集めたのであれば、

住民トラブルも少ないはずです。

*国際結婚されている方の、相続専門の行政書士

*アメリカの外資系企業専門の会計士

このように考えてみた場合でも、

住宅関係でも、士業の方でも、

関係しているお客様は、生活があり、

家族もあります。

お子さんは学校に行く。

家族のための買い物をする。

それだけ、色々なマーケットがその奥にあるのです。

あまりに絞り込んで、

その先がないようなニッチマーケットよりも、

絞り込んだ先に、多くのマーケットが広がるような、

魅力的なニッチマーケットを、

探してみて下さい。

もちろん、ライバルがすぐに真似できないような、

対策も必要です!

集客実践会 横田浩一が、お伝えいたしました。

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